「絶対これでプロになろうと決めた」書道家:曽布川龍玄さんインタビュー


「絶対これでプロになろうと決めた」

 

「書道家」と聞くと皆さんはどんなイメージを持つだろうか。 おしとやかそうな着物着た女性?はたまた仙人のような老人?今回紹介する「書道家」曽布川龍玄さんはそんなイメージを見事に覆してくれた。 そんな曽布川龍玄さんの人生、書道家としての今。そしてこれからの展望を伺った。

 

くるくる:こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。

ーこんにちは。よろしくお願いします。

 

くるくる:書道家の方と伺っていたので、もっと厳格そうな人なのかなと勝手に思ってい たのですが、ファッションや雰囲気から察するに全くそんな様子は微塵もないので少しび っくりしてます。

曽布川龍玄氏:そうですか? まあ、僕は接客とかも好きだったしお笑いも好きなんでね。

 

くるくる:そうなんですか!そんなところからは書道家という職業には全く結びつかないですよね?

曽布川龍玄氏:そこは全く別物ですね。

 

くるくる:それならばどのような流れから書道家としての人生を歩むことになったのでし ょうか?

曽布川龍玄氏:そうですね。基本的に僕は普通の人だったんですよ。大学時代だって何 にも考えてなかったんです。だからいざ就活ってなった時にはやりたいことが何にもわ かんなくて。適当に就活して適当に内定もらったとこに行ったんです。でも全然面白くな くてすぐにやめました。次はなんだか面白そうだなって思った某有名テーマパークに準社員とし て就職したんです。仕事自体は面白かったんですけど、正社員になれる見込みがないって聞いてやめてしまいました。

 

くるくる:かなり転々とされてるんですね。そろそろ書道家に転職ですか?

曽布川さん:いやまだまだです(笑)。その次はどうしようかなと思ったんですけどヘリコプ ターのパイロットになろうと思ってアメリカに飛びました。そこで300万かけてアマチュアの免許とって、日本の免許に書き換えたんです。その後の道としては、警視庁のパイロットになろうと 思ったんですけど、免許を取るために何度か運転したんですけど、意外と楽しくなくて。せっかく300万もかけて免許とったのにどうしようかなと。そんな中でプレッシャーとかもあって鬱になってしまったんです。ベッドの上で寝たまま生活するみたいなのが結構続いた後でこれはまずいなと思ったんです。これからどうしようかなと。そう思った時に字を書くことを仕事にしようと初 めて思ったんです。

 

くるくる:ついに書道家への道が。

曽布川龍玄氏:そうですね。やっぱり好きなことで飯を食いたいし、そうじゃないと自分はダメ だなって思って。でも好きなことってなんなんだろうかって思った時に字を書くことが降りてき たんですよね。

 

くるくる:そこで字を書くことが降りてきたのはなんでなんですかね。

曽布川龍玄氏:そうだな。はっきりとは言えないけど、導かれたって感じが強いですね。実際、 前世はお坊さんとしてめっちゃ字書きまくってたって言われたこともあるし、子供の時から字に こだわる子だったんですよね。この世にない字を生み出して遊んだり。

 

くるくる:そうなんですね!面白い。

曽布川龍玄氏:そうそう、で、字を書くことを仕事にするというと書道家ってのが浮かんできたん ですけど、毛筆はやったことなくて。習わなきゃなーと思ったんですけど、ずっとふらふらしてる わけにもいかないんで会社員しながら今の師匠に書道を習い始めたんです。そこから会社員として 仕事しながら交流会とかにも参加してたりとかしてるとだんだん知り合いから仕事頼まれること が多くなってきて。もう独立してもいいかなと思って去年の3月に独立しました。

 

くるくる:そしてやっと今の曽布川さんがいるわけですね。
曽布川龍玄氏:そうなりますね。

 

くるくる:独立してからはどんなお仕事をされてるんですか?書道家の仕事のイメージはあまりな くて。

曽布川龍玄氏:一般的な書道家の場合、やはりそれだけで飯食っていこうと思うと書道教室開い て教えたりしてるんですけど、自分はそれを全くしてないですね。デザイン業務だったり個展 だったりパフォーマンスだったり。それが中心です。

 

くるくる:というとどちらかというとアーティストという感じなんですね。表現手段が書道 というアーティスト。

曽布川龍玄氏:そうですね。僕は書道家として生きていこうと決めた時に絶対これでプロになろ うと決めたんです。根拠のない自信もありましたし。そう、僕っていつもそうなんですけど、根拠 のない自信結構あるんです。それで、ここはもう頑張らないとというこになった時のエネルギーの 注ぎ方は異常らしいです。作品を作る時だって僕は基本無意識で。完全一人になって作品制作はす るのでわかんないですけど、パフォーマンスの時の自分ってもう本当に別人らしいです。写真で見 ると殺人者みたいな目していて(笑)

 

くるくる:そうなんですね。そんな今の現状には満足されていますか?

曽布川龍玄氏:今はすごく満足しています。やりたいことをやっているので、これまでの仕事とか で感じてたような違和感がないんです。今すでに自分の作品のスタンスっていうものが確立してき ていて、それに響いてくれる人がいることも実感できてるので。

 

くるくる:そうなんですね。これから将来やりたいこととかあります?

曽布川龍玄氏:「NHKの大河ドラマの題字を書く」と「欧米で個展、パフォーマンスをするこ と」ですね。NHKの大河ドラマってのは書道家としての頂点だと思うし、そこはやはり極めたい。 それから、海外で活躍している日本人の人を見ると感動するんですよね。僕もやりたいなと思って います。

 

くるくる:最後に、くるくるに対して一言お願いします!

曽布川龍玄氏:理念、素晴らしいと思います。自分の個展とかでも、自然と人と人のつな がりが生まれたりすることがあるんです。それはやっぱり本当に嬉しくて。くるくるにも そのままの勢いで頑張って欲しいですね。

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